留学生の実態
中国を除くと最も多くの留学生を輩出しているのがベトナム
ベトナムからは年間およそ4万人の留学生が来日しているが、その多くが留学斡旋エージェントの過剰な勧誘により、「日本に来れば月に15~20万円稼げる」とそそのかされ、月収5万円程度の親に120~150万円の借金を背負わせている状況。
留学エージェントは日本語レベルが低い留学生にもアルバイトを斡旋しなくてはならないため、日本語が必要ない物流会社、弁当工場などでベトナム人留学生をアルバイト採用している。
4万人のうち25% 1万人が毎年帰国している
日本語が不要な環境でアルバイトを続けた留学生が留学を終え母国へ帰っても、日本語能力を活かして母国で就労することも難しい。
留学生1ヵ月の収入・支出と主な内訳
参照:日本学生支援機構(2013)私費外国人留学生生活実態調査
親や兄弟、親戚からの仕送りは、ベトナム出身者が最も少なく、ネパール出身者が続く。アルバイト収入はネパール出身者が最も多く、ベトナム出身者がその次。両国の留学生は、アルバイト収入に頼って生活する傾向が強いことを示している。
食費、住居費とも、ベトナムとネパール出身者は他国出身者より、支出が少ない傾向にあり、また、ルームシェア率も高くなっている。 収入から支出を引いた金額は、借金の返済のために、母国に送金している可能性も考えられている。
なぜ留学生が働かないといけないのか
ベトナムでは、日本語学習者も増えているが、学校によっては質の高い教育が十分でないという。また、悪質な日本留学斡旋業者も存在し、授業料の他に、多額の斡旋手数料を支払う場合があり、そのために母国で借金を抱えたまま日本に留学する学生が後を絶たない。
留学生をとりまく環境と問題点
【参考リンク】
>> 外国人採用の課題
>> アプライズでできること(アプライズの採用システム)
>> アプライズが他社と違うこと